新ダイヤルは時を超えたエレガンスと洗練された美学を兼ね備えた完璧なまでの完成度
フランソワ‐ポール・ジュルヌは時計製作を始めてから将来はゴールドを用いて自身の時計を作りたいと考えていました。
2004年それは遂に現実のものとなりF.P.ジュルヌは18K4Nゴールドを使用してムーブメントを製作する数少ないブランドとなりました。
この新しい時計にはプラチナまたは18K6Nゴールドケース、ケースサイズは40mm。
文字盤はプラチナケースにはシルバー加工を施したホワイトゴールド製、18K6Nゴールドケースにはシルバー加工を施したローズゴールド製で、アリゲーターストラップ仕様で製作されます。
文字盤の製作には綿密で繊細な作業が必要とされます。丁寧にサンドブラストされた後に特別なシルバー加工が施されます。
そしてダイヤモンドツールでインデックス部分を研磨し、鏡面仕上げが行われます。
またF.P.ジュルヌのロゴは、5回のスタンプ印字を重ねることで、完璧な立体感を表現します。
ムーブメント
クロノメーター・スヴランは、19世紀のマリンクロノメーターから発想を得て製作された時計です。
ケースバックからムーブメントを眺めると、駆動輪列は隠され、テンプと脱進機はムーブメントから独立して置かれているのがわかります。F.P.ジュルヌは、駆動輪列を文字盤側に置き、対して2番車だけをムーブメント側に見せることで、テンプが独立していることを強調してみせたのです。
18Kローズゴールドで作られた古典的な構成を持つこの高精度時計は、ふたつの香箱を持っています。並列に置かれたふたつの香箱により、約56時間というパワーリザーブの間、均一した力が供給されます。
手巻き(キャリバー1304)
並列に配置された2個の香箱
18K4Nゴールド製ムーブメント
ムーブメント直径 : 30.40 mm
ムーブメント全高 : 3.75 mm
ケース直径 : 40.00 mm
ケース全高 : 8.60 mm
石数:22石
技術仕様
主要な特徴
シンプル且つ伝統を踏まえながらも斬新な意匠を持つ手巻きムーブメント
振動数
21,600振動/時 3Hz
バランスホイール
慣性 10.10 mg・cm2 拘束角 52°
振り角
全巻き上げ水平姿勢 約320°
24時間後水平姿勢 約280°
表示
中心に配置された時分針
7時半位置に配置された秒針
パワーリザーブ・インジケーター
部品点数
ムーブメント 161
装飾
直線的なコート・ド・ジュネーブ仕上げを施したブリッジ
ペルラージュ仕上げを施したベースプレート
スティール製部品は、手作業で面取り及び研磨仕上げ
ネジの頭は研磨、周囲・溝は面取り仕上げ
ケース素材
プラチナまたは18K6Nゴールド
文字盤
18Kホワイトゴールドまたは18Kローズゴールド
防水性
日常生活用防水(3気圧)
パワーリザーブ
約56時間
その他の特徴
4つの調整用イナーシャウエイトが付いたバランスホイール
アナクロン・フラットヘアスプリング
可動式ヒゲ持ち受け
ヘアスプリングとコレットはレーザーによって固定
ヘアスプリングはヒゲ持ちへピンによって固定
15歯のガンギ車
2つのポジションを持つリューズ
ポジション2で時刻調整