20周年を迎えた新たなトゥールビヨン・スヴラン
1999年、F.P.ジュルヌは初のルモントワール機構を搭載した腕時計トゥールビヨン・スヴランに、ナチュラル・デッドビートセコンドを加えた、新たな世代のトゥールビヨン・スヴランを2003年に発表しました。
そして20周年を迎えた記念すべき年に一般的には水平なケージで製作されるトゥールビヨンを垂直なケージを用いて開発しました。
«フランソワ-ポール・ジュルヌは、時計が水平または垂直に置かれていてもトゥールビヨンの機能が安定し、ディプロイメントバックルでも尾錠のどちらを装備しても同じ振り角を保つことのできる、このトゥールビヨンを製作しようと考えました。»
ムーブメント
手巻き機械式ムーブメントのサイズは14リーニュ×3.75mm、21,600振動/時。
ベースプレートとブリッジは18K4Nゴールドで製作されています。
手巻き(キャリバー1519)
ロングパワーリザーブの香箱
18K4Nゴールド製ムーブメント
ムーブメント直径 : 34.60 mm
ムーブメント全高 : 10.86 mm
ケース直径 : 42.00 mm
ケース高さ : 13.60 mm
石数:32石
技術仕様
主要な特徴
ルモントワール機構とデッドビートセコンドが付いたトゥールビヨン
振動数
21,600振動/時 3Hz
バランスホイール
慣性 : 11.00 mg・cm2 拘束角 52°
振り角
全巻き上げ水平姿勢 260°
24時間後垂直姿勢 260°
表示
3時位置に時分針
6時位置にスモールセコンド
12時位置にパワーリザーブインジケーター
9時位置に垂直トゥールビヨン
部品点数
ムーブメント 230
装飾
直線的なコート・ド・ジュネーブ仕上げを施したブリッジ
部分的にペルラージュ仕上げを施したベースプレート
ネジの頭は研磨、周囲・溝は面取り仕上げ
スティール製部品は、手作業で面取り及び研磨仕上げ
ケース素材
プラチナまたは18K6Nゴールド
文字盤
18K4Nゴールドのブリッジ上に3時位置のエナメル文字盤
防水性
日常生活用防水(3気圧)
パワーリザーブ
約80時間
その他の特徴
文字盤の代わりとなる4Nゴールド製のブリッジは、« クル・ド・パリ»ギョーシェ彫刻が施され、3時位置にはブランド初となる美しいエナメル文字盤で時間を表示。
12時位置に80時間のパワーリザーブと6時位置にスモールセコンドを表示し、ルモントワール機構は7時位置に配置。
4つの調整用イナーシャウエイトが付いたバランスホイール
フィリップカーブ付ヘアスプリング
固定式ヒゲ持ち受け
ヘアスプリングはコレットへピンによって伝統的に固定
ヘアスプリングはヒゲ持ちへピンによって固定
15歯のガンギ車