F.P.ジュルヌの歴史に加わる新たな脱進機≪EBHP≫
偉大な時計界の巨匠たちによって蓄積された豊富な知識と現代的なテクノロジーを融合し、クロノメーター・オプティマムは精度、革新性、卓越性への弛まぬ探求によってF.P. ジュルヌの代表的なモデルの1つとなりました。
スヴラン・コレクションの他のモデルと同様に、クロノメーター・オプティマムも18K4Nゴールドで製作された手巻きムーブメントを搭載しています。このモデルは、腕時計におけるマニュファクチュールの計時性研究の真髄を象徴しています。
クロノメーター・オプティマムは、非常に優れた次のような複数の機構を一つの時計に組み込むという新しい試みに成功しました : 並列に配置された2つの香箱、ルモントワール機構、革命的な新しい脱進機Bi-axial High-Performance Escapement «EBHP»、デッドビートセコンド機構。素晴らしい技術の数々がこの時計に結集され、その最大の長所は精度の高さです。
ダイヤルには時分針、スモールセコンド、70時間のパワーリザーブ・インジケーターが美しく配置され、さらにルモントワール歯車を見ることができるデザインになっています。
サファイアクリスタルケースバック越しには、ムーブメントブリッジにネジ留めさられた枠に縁取られたデッドビートセコンドもご覧いただけます。
ムーブメント
2つの香箱はF.P.ジュルヌを象徴する18K4Nゴールドのムーブメントに収められ、トルクの安定を実現しています。
また、1秒のルモントワール機構(定力装置、特許:EP 1 528 443 A1)は、脱進機に伝わる力を一定に保つことができる機構です。また、主ゼンマイの力により短期間で巻き上げられる独立した機構を取り付けることで、脱進機はバランスホイールへの等時性を保証します。
手巻き(キャリバー1510)
並列に配置された2個の香箱
18K4Nゴールド製ムーブメント
ムーブメント直径 : 34.40 mm
ムーブメント全高 : 3.75 mm
ケース直径:40.00 mmまたは42.00 mm
ケース全高:10.10 mm
石数:44石
技術仕様
主要な特徴
11時位置に1秒ごとのルモントワール機構、極めて軽く均衡がとれたチタニウム製アンクルと2つのガンギ車がチタニウム製の脱進機EBHP(Bi-axial High-Performance Escapement)
(18世紀にA.-L.・ブレゲによって発明したものから着想を得て)潤滑油不要で機能するナチュラルデッドビートセコンド
振動数
21,600振動/時 3Hz
バランスホイール
慣性 10.10 mg・cm2 拘束角 58°
振り角
全巻き上げ水平姿勢 約260°
24時間後水平姿勢 約260°
表示
3時位置にオフセットされた時分針
9時位置にスモールセコンド
6時位置にパワーリザーブ
ムーブメントの裏側に大きなデッドビートセコンド
部品点数
ムーブメント 240
装飾
円状コート・ド・ジュネーブ仕上げを施したブリッジ
ペルラージュ仕上げを施したベースプレート
ネジの頭は研磨、周囲・溝は面取り仕上げ
スティール製部品は、手作業で面取り及び研磨仕上げ
ケース素材
プラチナまたは18K6Nゴールド
文字盤
18Kホワイトゴールドまたは18Kローズゴールド
防水性
日常生活用防水(3気圧)
パワーリザーブ
約70時間
その他の特徴
2つのポジションを持つリューズ
ポジション2で時刻調整